固まる前に動かす!関節拘縮の予防と自宅でできる寝返り訓練のコツ
人間の体は不思議なもので、たった2週間ほどベッドで動かずにいるだけで、関節の周りにある筋肉や組織が縮み始めてしまいます。
これが関節拘縮と呼ばれる状態。
特に高齢の方は、一度関節が固まると元の状態に戻すまでに3倍以上の時間がかかると言われています。
日常の生活の中で最も基本となるのが、寝返りや起き上がりといった床上動作。
この動作がスムーズにできないと、特定の部位に体重がかかり続け、床ずれの原因にもなってしまいます。
寝返りを楽にするための第一歩は、実は「膝を立てる」こと。
仰向けのままゴロンと転がろうとすると、お腹や背中に強い筋力が必要になりますが、まず両膝を曲げて立て、その膝を倒したい方向へ傾けるだけで、驚くほど小さな力で寝返りをうつことができます。
起き上がるときは、いきなり体を前に起こそうとせず、一度横向きになってからベッドの端から足を下ろし、その重みを利用して肘でベッドを押しながら上体を起こすのが手順。
この方法を導入するだけで、腰や肩への負担が半分以下に減ったというデータもあります。
自宅でのリハビリでは、本人の力をどこまで引き出すかがカギ。
「全部手伝う」のではなく、お尻の下に手を差し込んで少しだけきっかけを作るなど、介助方法の提案と指導を専門家から受けることで、家族の負担も一気に軽くなります。
寝たきりの状態を防ぎ、関節の柔軟性を保つためには、正しい手順での床上動作の訓練が欠かせません。
栃木県佐野市にお住まいの方はぜひご相談ください。